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セミナーのライブ中継について
映像業界は大別して「映像制作会社」と「映像技術会社」に分けられます。制作会社は「映像ソフトの企画・制作」が生業です。後者は撮影、照明、編集、録音などについて機材、技術者を擁する会社です。もちろん両方を備えた会社もあります。
急増しているライブストリーミングの実施について、弊社も多くの問合せをいただいています。しかし、狭義の映像制作会社の多くは、カメラこそ所有しているものの、中継のための機材を自社所有していません。映像制作会社に発注すると、そっくり映像技術会社にまるフリすることも少なくありません。弊社も「ライブ」となると、ほぼこのスタイルになります。録画して編集して配信するものならば、自社で対応します。
「創意」が欲しいならば映像制作会社です。正直に申し上げると、特に創意を必要としない場合は、映像技術会社に依頼される方が安価です。我々の仕事は、映像に付加価値を加えることなので、付加価値的な料金が上乗せされ、その分割高になります。撮った後、映像を編集、加工するならば、映像制作会社に依頼し、そこにあるがままを捉えて、ネット配信したいだけならば、映像技術会社に依頼されるのが良いでしょう。
ただし、ライブストリーミング、つまり生中継でも、いろいろ映像的演出を加えて行う場合は、事前に演出用の映像を作成したり、中継中の演出も必要になります。こういう場合も映像制作会社に発注してください。
分離発注はリスクありライブの当日の仕事と、事後編集の仕事を分離発注して、合計予算を抑えたいとお考えになると思いますが、編集時点で撮影素材が演出意図に沿わないこともあり得ますので、分離発注するときは、発注ご担当者に一定の知識が必要になります。ご注意いただければと思います。
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