360°シミュレーションCG
360°シミュレーションCG
360°シミュレーションCG
360°(実写+3DCG)
商品が実際の環境でどのよに映えるのか360°自在にシミュレーションできます。
独自の技術とセンスを要する仕事です。
技術解説映像・3DCG
メカニズムの説明だけでなく、リアルで高品位なデザイン性でWEBコンテンツとして価値の高い映像を提供します。
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リアルな映像・3DCG
車や背景のモデリングデータの入手方法を工夫することで、驚きの低コストが実現できます。
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仕組み説明映像・2DCG
原理や仕組みをデフォルメして説明すると、驚くほどわかりやすくなります。
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一般的な3DCG制作の流れです
産業分野における映像制作において、メカニカルな説明や、まだ実現していない技術などを紹介するための映像手法として、3DCGは重要な役目を果たします。しかし、その制作プロセスでは求められる映像が精緻、正確であればあるほど、企画者(クライアント)ー映像制作者ーCG制作者の間では非常に綿密なコミュニケーションが必要です。
俗に言う「おまかせ」であれば、それらのコミュニケーションは大幅に削減されますが、ひとたび企図に齟齬が生じれば、一気に省略したプロセスを遡るロスとコストが発生します。
そうしたロス、コストアップを無くすにはどのようなプロセス管理、コミュニケーションが理想なのか考えてみましょう。例えばエンジンのメカニズムを説明するための3DCGで考えてみます。
1.プロジェクトの初期段階
a) 目的の明確化: 企画者は、ムービーの目的を明確に定義します。例えば、「一般の人々にエンジンの基本的な仕組みを理解してもらう」や「自動車整備士の学生向けに詳細なエンジン構造を解説する」などが考えられます。
b) ターゲット視聴者の特定: 企画者は、ムービーの対象となる視聴者を特定します。一般消費者、自動車愛好家、学生、専門家など、ターゲットによって内容の深さや複雑さが変わってきます。
c) 予算と納期の設定: 企画者は、プロジェクトの予算と納期を決定します。これらの要素は、ムービーの品質や詳細度に大きく影響します。
d) キックオフミーティング: 企画者と製作者が初めて顔を合わせ、プロジェクトの概要、目的、ターゲット、予算、納期について話し合います。このミーティングで、両者の役割と責任を明確にします。
2.企画段階
a) ストーリーボードの作成: 企画者は、ムービーの大まかな流れを示すストーリーボードを作成します。ここでは、エンジンの各部分をどのように紹介するか、どのような順序で説明するかを示します。
b) スクリプトの作成: 企画者は、ナレーションや字幕のスクリプトを作成します。技術的な正確さと分かりやすさのバランスを取ることが重要です。
c) レビューミーティング: 企画者と製作者が集まり、ストーリーボードとスクリプトをレビューします。製作者は技術的な実現可能性や改善点についてフィードバックを提供します。
d) 修正と承認: フィードバックを基に企画者がストーリーボードとスクリプトを修正し、両者が承認します。
3.プリプロダクション段階
a) 技術的な要件の定義: 製作者は、必要な3DCGソフトウェア、レンダリング要件、アニメーション技術などを特定します。
b) 参考資料の収集: 企画者は、エンジンの技術資料、図面、写真などを収集し、製作者に提供します。
c) スタイルの決定: 両者で話し合い、ムービーの視覚的スタイル(リアルな3Dモデルか、よりスタイライズされたものか)を決定します。
d) タイムラインの作成: 製作者は、各制作段階の詳細なタイムラインを作成し、企画者と共有します。
4.プロダクション段階
a) 3Dモデリング: 製作者は、エンジンの各部品の3Dモデルを作成します。定期的に企画者に進捗を報告し、技術的な正確さを確認します。
b) テクスチャリングとマテリアル設定: モデルに適切なテクスチャとマテリアルを適用します。企画者は、見た目の正確さや分かりやすさをチェックします。
c) アニメーション: 製作者は、エンジンの動きをアニメーション化します。企画者は、メカニズムの正確な表現を確認します。
d) ライティングとカメラワーク: 適切な照明とカメラアングルを設定し、各部品が明確に見えるようにします。
e) 定期的なレビュー: プロダクション中、企画者と製作者は定期的に進捗をレビューし、必要に応じて調整を行います。
5.ポストプロダクション段階
a) レンダリング: 製作者は、高品質な映像をレンダリングします。
b) 編集: レンダリングされた映像を、ストーリーボードに沿って編集します。
c) サウンドデザイン: ナレーション、音楽、効果音を追加します。企画者は、特にナレーションの内容と同期を確認します。
d) 色補正とグレーディング: 映像の色調整を行い、一貫性のある見た目を確保します。
e) 最終レビュー: 完成したムービーを企画者と製作者で詳細にレビューし、最終的な調整を行います。
6.デリバリーと評価
a) 最終成果物の提出: 合意された形式で最終的なムービーを提出します。
b) フィードバックの収集: 可能であれば、ターゲット視聴者からのフィードバックを収集します。
c) プロジェクト振り返り: 企画者と製作者が集まり、プロジェクトの成功点と改善点を議論します。
重要なコミュニケーションポイント
・技術的正確さと分かりやすさのバランス: 企画者は、エンジンの技術的な正確さを確保しつつ、ターゲット視聴者にとって理解しやすい内容になるよう注意を払います。製作者は、技術的な制約や可能性について常にフィードバックを提供します。
・定期的な進捗報告: 製作者は、企画者に定期的に進捗を報告し、問題点や課題を早期に共有します。
・ビジュアル表現の一貫性: 企画者と製作者は、ムービー全体を通じて一貫したビジュアルスタイルを維持するよう協力します。
・フィードバックの迅速な反映: 企画者からのフィードバックを製作者が迅速に反映し、修正のサイクルを効率的に回します。
・技術的制約の理解: 企画者は、3DCGの技術的制約を理解し、現実的な期待を持つよう努めます。製作者は、可能な限り企画者のビジョンを実現するための創造的な解決策を提案します。
・柔軟性と適応性: プロジェクト進行中に予期せぬ課題が発生した場合、両者が柔軟に対応し、必要に応じて計画を調整します。
・明確な承認プロセス: 各段階で明確な承認プロセスを設け、両者が合意した上で次の段階に進むようにします。
・専門用語の橋渡し: 企画者と製作者の間で使用される専門用語に差がある場合、お互いに分かりやすく説明し、理解を深めます。
・視覚的なコミュニケーションツールの活用: スケッチ、参考画像、簡単なアニメーションなど、視覚的なツールを積極的に活用してアイデアを共有します。
・オープンな議論の雰囲気作り: 両者が自由に意見やアイデアを出し合える雰囲気を作り、創造的な解決策を生み出します。