会社案内などPR映像は対外的な目的で制作される
企業であれ団体であれ、会社案内として商品や事業を消費者や取引先に映像で紹介したい、アピールしたいという目的で映像制作案件は立案されます。訴求対象はその会社や団体の外部の人。企業内コミュニケーションであれば、社内の別な部署の人達に宛てて発信します。
当事者がイメージできていない景色
とは言え、企画した担当者や商品・事業開発に関わった人たちは、自身の事でありながら、いざ端的に事業内容、商品特性を説明してみようとすると、あれもこれも頭に去来して、イメージは案外曖昧模糊としていて、なかなか部外者に対して明確な説明ができないものです。
企業イメージも同様です。
事業や商品のPRではなく、会社そのものの紹介をしようとする時も、その会社の社内にいる人は、いったい自分の会社がどんな会社なのか、なかなかイメージが掴めていないものです。
映像制作会社にお任せ下さい
そこで登場するのが私たちビジネス映像のプロデューサーであり、プランナーやシナリオライターです。説明資料と口頭でのオリエンテーションを受けても、最初は我々だってチンプンカンプンですが、一生懸命読み込んで、市場環境を調査して、業界の動向を探っていくうちに、その事業や商品のウリや弱点が見えてきて、マーケティングのアイデアなどが湧いてきます。
そして、数日から1,2週間のうちには、その商品や事業に関して、にわか仕込みですが専門家になり、クライアントに提案する企画やシナリオを作成します。
訴求対象のプロファイリングから始まり、事業・商品のウリをしっかり視聴者に感じ取らせるシナリオを提案します。もちろん弱点は上手く見せないか、逆手にとることで、むしろPRに活かします。
出来上がっていちばん喜んでくださる人
この後の制作段階の話は端折りますが、こうして出来上がった映像に最初に感激されるのは、実は発注いただいた担当部署の人であり、その会社の経営者や働く社員の方々です。
自分たちが血と汗の努力を重ねて築いてきた会社、事業や商品は、その灯台もとにいると、むしろその価値や客観的な姿が見えないものです。
士気高揚効果
それを情報過不足無く、端的に価値や姿を可視化したものがプロがつくった映像です。それを見て「おお!こういうものだったのか!」と教えられた気分になるようです。実際に社内の士気高揚に役立ったというお声を何度もお聞きしています。
映像には、本当に価値があるもの、姿の美しいものは、ちゃんと映像化すると現実よりももっといいものに見えるという性質があるのです。
映像は誤魔化しが効きません
当然ですが逆に、いくら映像を工夫をしても、内容の薄いものを厚くとか、無いものをあるように見せることは無理です。
ときに「映像で誤魔化してよ!」と言われます。しかし実は誤魔化せば誤魔化すほど、誤魔化したことが露見してしまう。今はそういう時代です。視聴者のメディアリテラシーは、小手先の誤魔化しが効かないところまで進化しています。
コメント