日本には「スピーチ」はないの?
日本の首相や知事が行うスピーチは、僕が知る限り必ず報道記者が会場に集まっていて、首相はそれらの記者に目を遣りながら、時にはあちこちの記者を順番に見つめながらお喋りになる。本来、首相は国民に向けて発表しているのだから、つまりそれは「カメラに向かって喋る」ことで、国民は「自分に向けて話している」と感じることができるはずである。
国民は記者たちを仲介してしか話を聞けないのか?
海外のリーダーが力づよく見えるのは・・・
今、各国のリーダーたちは国民を叱るように「Stay Home!」とカメラに叫ぶ。
どうして日本ではこうしたスタイルは行われないのか?
ネット検索すると、こんな記事が出てきた。
「テレビカメラのみを凝視して話す姿はテレビの絵ズラとして「不自然」で、視聴者からも「ブキミだ」という声があがった。質問する記者には目を向けないため、記者をないがしろにするようにも見えた。記者団から「違和感がある」と指摘されても、安倍首相は「記者に答えるというより、国民の皆さまに答えているつもり」として変えなかった。記者だけでなくマスコミ関係者からも説得されたがダメだった。それが参議院選惨敗後、質問する記者や全体を見渡すようになった。」
なんだこりゃ?
安倍さんがカメラを見ないのは、こうした経緯があったわけか。
安倍首相の態度は決して間違っていなかったと思うが、記者たちがいう「カメラを見るな」「こちら(尋ねている記者)を見て答えろ」は、記者会見だからであって、記者がいない場所でならカメラを見ながら喋ったっていいはずだ。
役者は知っている
今日、千葉県の森田知事がカメラに向けて「家から出るな」と激しい口調で訴えていた。さすがに元俳優はカメラの効果をよくご存じですね。
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