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Tomizo Jinno

映像制作におけるスタッフ間コミュニケーションの変容

対面からリモートへ

近年、映像制作現場におけるコミュニケーションは、かつての対面中心から、デジタルツール、特にメールに大きくシフトしています。クライアントもスタッフも、ほとんどの連絡をメールで行い、返信で処理を完了させるという状況は、もはや珍しいことではありません。

なぜこのような変化が起きたのでしょうか。一つには、WEBマーケティングの隆盛が挙げられます。私たちの会社もWEBマーケティングに力を入れるようになり、WEBリテラシーの高いクライアントが増えました。彼らは、様々なWEBコミュニケーションツールを巧みに使いこなし、効率的な情報交換を可能にします。


eメールワーカー

このような状況を、私は「eメールワーカー」と呼んでいます。私もその一人です。業界によっては様々な特性をもったチャットサービスを利用している人の方が多いかも知れません。

eメールワーカーの特徴は、場所や時間に縛られず、いつでもどこでも仕事ができる点にあります。スマートフォンでメールをチェックし、リアルタイムに返信。クライアント優先、スタッフは決済の緊急性を優先するなど、優先順位を明確にし、効率的な業務を行っています。


巧みなコミュニケーション

文章での誤解を防ぐために、図解を用いたり、必要に応じてテレビ会議でコミュニケーションを取ったりするなど、様々なツールを駆使することで、より円滑な情報共有を実現しています。しかし、初回打ち合わせや重要な節目では、必ず対面でコミュニケーションを取り、お互いの理解を深めることを大切にしています。


デスクに居なきゃ仕事にならない!?

かつては、「デスクに居て仕事になるか!」と怒られたものですが、今では「わざわざ出掛けて、何しに行くんだ!?」と言われる時代になりました。映像制作は、リアルなコミュニケーションが不可欠だと考える人も多いでしょう。しかし、WEBツールを効果的に活用することで、より効率的で正確な制作が可能になると考えています。


とはいえ、会うのがいちばん

撮影現場でのリアルなコミュニケーションや、お客様の笑顔を直接見ることができる喜びは、やはりかけがえのないものだと感じています。


映像制作におけるスタッフ間コミュニケーション

映像制作現場におけるコミュニケーションのデジタル化は、もはや避けられない流れとなっています。メールを中心としたコミュニケーションは、迅速性や効率性をもたらす一方で、人間関係の構築や、微妙なニュアンスの伝達といった面では、課題も残ります。

名古屋映像設計研究所

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