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Tomizo Jinno

映像制作の仕事はなぜ徹夜になるのか

終わりはあるのか

安倍総理大臣の緊急事態宣言を横目に、久々に完徹で編集した。

昨日の朝から22時間連続は久しぶりだ、おじさんにとっては長い。

どうして徹夜になるかと言えば「終わらないから」にすぎない。

こんな時期に、お仕事(しかも短期決戦)をいただけるなんてほんとありがたいことです。


とにかく手数も時間も掛かるのが「編集」だ

昔はポストプロダクションの編集室や編集マンを使うのが普通だったけど、今みながが普通に使うノンリニア編集(なんて区別は無意味だけど・・・)は、多くのディレクターは自分でオペレーションするのが当たり前だから、演出を考えながら手も動かすから疲れは昔以上なのだ。


面倒くさがる人はやれない

アプリケーションの設定やらフォルダの整理など、非常にチマチマした作業をコツコツやれない、やりたくない人には使えない道具だ。でも、今零細映像制作プロダクションが編集を外注したら、みすみす儲けを人に施しているようなもの。


コツコツっていいものだ

僕も若い頃はまったく不得手だったけれど、何故だか歳をとったら、そう苦にならなくなった。だからと言って決して楽な作業ではない。楽ではないというのは、思考能力はどんどん低下してくるのに、なぜだか手と目だけは動いていて、自動的に作業している状態が続き脳味噌が膿んでききて、疲労困憊なのにハイな状態。年寄りには、この後が心配になる。


ナチュラルハイ

頭の稼働モードを「編集スパート」にすると、とにかくスピードがどんどんアップする。素材のフォルダが、常に頭の風呂敷に広げてあって、どこに何があったのか自動的に判断できる。しかし、中断のためにいったんフォルダを閉じてしまうと、もういちど調子が出てくるのに1時間くらいかかってしまうし、何よりも緊張の糸は一旦切れ、ビールの絵が浮かんだら最後、もう今日はだめ、やる気が0まで下がっちゃうのだ。


仕事には納期がある

納期はお客様との基本的な契約事項なので、これは何がなんでも絶体厳守。そうすると、明後日の納品ならば、今手を止めると、その後再開できない自分の心の弱さを知っているから、「えい、ままよ」よ勢いに乗って、いけるところまで行くのだ。

そう、徹夜になるのは今の勢いを止めたくないから。


ところで、特別措置法からはずされた愛知県

絶対に指定された都府県から名古屋に帰ってくる人多いでしょうね。

ナチュラルハイ


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