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Tomizo Jinno

映像制作費はなぜ高額だったのか?

人間が金額に置き換わる

映像制作のプロセスで目にするものの中で、人間以外でカタチのあるものは、カメラや照明機材とスタジオ(撮影、録音)設備くらいです。お客さんに手渡されるものは、書類とメディアくらいです。これらもネット通信を使えばカタチが無くなります。

機材費やスタジオ費用などの、カタチがあるものの費用に納得がいかないお客さんは、そう多くありません。しかし、目に見えないものや作業工程・・・プロデュース費とかシナリオ費とかディレクター費とか編集費とか・・・については、「なんでこんなに高いの?」とよく言われます。

目に見えないもの、カタチが無いものの「価値」、しかもほとんどの人が経験の無い作業の価値が推し量れないのは、無理もないことです。人間(手作業・頭脳作業)の価値を、具体的な金額に置き換えた映像見積書の明細項目は、一般の方から見れば高額に映るかも知れません。


分業による関わる人数の多さ

プロデューサー、シナリオライター、ディレクター、カメラマン、編集マン、MAオペレータ・・・。とにかく多くの職能が関わりますので、その人たちのギャランティを合わせると、実際に高額になります。

いま、巷で「通り値」になりつつある「3分1本30万円!」がなぜ可能なのかと言えば、多くのフリーランス動画クリエーターが、この全部の職能をひとりでコナシてしまうからです。ただし、カメラマンでシナリオを書く(書ける)人はあまり居ませんし、プロデューサーが回すカメラって、信用されるのでしょうか。すべての職能を100%備えているワンマンプロダクションは、現実的には難しいことでしょう。バランスのとれた映像作品は、各分野のプロフェッショナルの叡智を集めないと、完成度の高い作品づくりは難しいものです。


私はThree Men Production

プロデューサー・シナリオライター・ディレクター・編集マンで1人

カメラマンで1人。

MAオペレーターで1人。

だからフルスタッフ制作体制で300万円掛かる映像ならば、100万円の予算で可能になることも大いにあります。

Reasonableであることは間違いありません。

映像制作費はなぜ高額なのか?
映像制作費はなぜ高額なのか?

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