「楽しい!」は顔で感じる
みなさんもそうだと思いますが、イベントのスナップ写真を撮ると、今はデジタルなのでものすごい枚数になると思います。参加者から頼まれて撮った場合、NG写真まで渡すわけにはいきませんから、面倒でもOKカットを選び出すことになります。そういう場合、まず最初にイべントと参加者の「構図バランスが悪くないか」「顔が映っているか」「顔にフォーカスが合っいるか」などをチェックしていき、構図が悪い、顔が映っていない、焦点が合っていないものは即座に除外しますよね。せっかく参加者の方に差し上げる写真なのに、その方のお顔が映ってないなんて失礼ですものね。
では、次の選別基準は何でしょう?
「楽しいそう!」は顔の中でも「目と口」
「目は口ほどにものを言う」と言いますが、人が楽しんでいる様子が欲しい時は、必ず目と口が映っている写真を選ぶと思います。目だけでは必ずしも表情がわからないですよね。口の形と目尻の皺が笑顔をつくっていますから。
ですから最近のマスク顔は楽しさ半減以下です。
真剣さを表すときは目玉だけでもOKかも。
目は人の内面・精神性を表している?
ところで、インタビューやドキュメンタリーが、人の内面に切り込んでいくときは、ほぼ必ずカメラはその人の目にズームインしていきます。そうすると視聴者は、その人の心根を覗き込んでいるような気持ちになります。どうしてでしょう?
人は人の内面が顔のどこかに現れていると信じていて、それを読み取ろうと顔を覗き込むという習性がありますので、ズームインがそれと同じ状況を作り出しているのでしょうか。
人の精神性を捉えようとすると、カメラは必ずその人の目を映します。
「目は心の窓」
とても不思議な機能です。
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