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Tomizo Jinno

タイ語・タイ文字の字幕制作と声調記号の文字化け(対処篇)


(前回より続く) Cordial UPCの声調記号はこんなふうに化ける

声調記号はこんなふうに化ける
声調記号はこんなふうに化ける

画像のAの場合、ミジンコがつんのめったような形の記号が、ビールジョッキの淵に乗っかってしまっています。

画像のBでは、サンダーバード2号のお尻に縦棒が1本隠れています。

声調記号のすべてが化けるわけではなく、2/3くらいは正常に表示されます。ほかにもいくつか「化けパターン」がありますが、ここでは省略します。

なお、声調記号は本体の文字の真上にくるものらしいですが、私の環境(Mac OS Sierra ver.10.12.2)ではWORD(Microsoft Word for Mac 2011 ver.14.7.1)では左に半角ズレ、Photoshop(Adobe Photoshop CC 2015)では右に半角ズレます。しかしタイ語ネイティブ聞くと「それくらいは大目に見る」そうです。ずいぶんラフだとは思います。

で、このPhotoshopで作成した字幕テロップの声調記号ズレ(化け)を、どうやったら直せるのか。あれこれ試行錯誤していたら、このタイ語のワープロ?の仕組みがわかりましたので、紹介します。

声調記号は隙間に置いてある

声調記号は隙間に置いてある
声調記号は隙間に置いてある

タイ文字の本体は、普通に「全角」の幅のカーソルで選択しますが、本体文字の上下にある記号は、文字と文字の間、隙間のように狭い幅のカーソルで選択します。

で、よく重なって文字化けする「ふたつのパーツで出来ている声調記号」には、それぞれのパーツにさらに狭いカーソル幅が与えられています。

声調記号

こうしてカーソルで選択した記号(パーツ)を、alt+shift+◀︎▲▶︎▼で移動させればOK。要領よく動かすには、ちょっとしたコツが必要ですが。テロップカードのように沢山の枚数を作業していればじきに熟練してきます。

声調記号

倒れたミジンコさんが本体に乗っかっている問題

ミジンコの場合

本体文字と記号(ミジンコだけを捕まえるのが結構難しいので)を一緒に選択して、alt+shift+◀︎ で幅を狭めていくと、ミジンコが下のように本体から離れてきます。

ミジンコの場合2

で、真ん中(真上)あたりにきたら止めますが、この文字以降の文字列が全部前進してしまっているので、カーソルを文字との間に持っていってalt+shift+▶︎ で後ろを全部、後ろにい動かしてやればOK。

Cordial UPC声調記号の文字化け解消方法

ということで、私が見つけたCordial UPC(タイ文字フォント)の声調記号文字化け解消方法でした! B2B映像制作業務で、タイ語を字幕で挿入したいときは、どうぞ当社にご用命ください!

※2018年4月17日追記

このタイ語の文字化け問題について、何人かの方に同様の症状でご相談の電話をいただきましたが、その後の調べでフォント:Adobe Thaiを使うと僕の環境では文字バケしませんでした。

(環境) MacOS High Sierra ver.10.13.4

Adobe Photoshop CC 2018

フォント:Adobe Thai


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