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Tomizo Jinno

IR【投資家向け広報】映像・動画は会社案内ビデオとは別に制作を

多くの企業が会社案内やIRの広報活動のために映像・動画を利用していますが、これまで映像を制作した経験がなく、初めて作ってみようかと計画されている企業のご担当には、どのような構成・シナリオが最適かよくわからないという方もいらっしゃると思います。IRのための広報活動でも会社案内ビデオは有効ですが、できればIRに特化したコンテンツで効率よくコミュニケーション・プレゼンテーションするべきです。

そのシナリオの雛形を書いてみました。



基本シナリオ


1.企業ビジョンと成長戦略の可視化

概要:CEOや経営陣によるビジョン説明と、実現するための具体的な戦略を視覚的に表現。

手法:

  1. アニメーションやインフォグラフィックスを用いて、複雑な戦略を簡潔に説明。

  2. 未来の製品やサービスのコンセプトモデルを3DCGで表現。

目的:投資家に企業の方向性と将来性を明確に伝えることができる。


2.主力製品・サービスのデモンストレーション

概要:企業の主力製品やサービスの特徴、使用方法、メリットを実演形式で紹介。

手法:

  1. 実際の使用シーンを再現したショートドラマ形式の紹介。

  2. 製品の内部構造や技術をCGで可視化。

目的:企業の強みや競争力を具体的に示すことができる。


3.財務情報のストーリーテリング

概要:財務諸表の数字を、企業の成長ストーリーと結びつけて説明。

手法:

  1. 時系列でのグラフアニメーションと、それに対応する企業の取り組みや市場環境の変化を並行して表示。

  2. 財務指標の改善が実際のビジネスにどう反映されているかを、現場の映像と組み合わせて説明。

目的:単なる数字の羅列ではなく、企業の成長プロセスを理解しやすく伝えられる。


4.ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組み紹介

概要:企業のESG活動と、それが企業価値にどうつながるかを説明。

手法:

  1. 環境保護活動や社会貢献活動の現場映像と、それによる長期的な企業価値向上のプロセスをアニメーションで表現。

  2. 従業員インタビューを交えて、企業文化や働き方改革の取り組みを紹介。

目的:企業の社会的責任と持続可能性を示し、長期投資家の関心を引くことができる。


5.技術力・研究開発について

概要:企業の技術的優位性や革新的な研究開発プロジェクトを詳しく紹介。

手法:

  1. 研究所や開発現場のドキュメンタリー風映像と、技術の応用例をCGで表現。

  2. 技術者や研究者へのインタビューを交え、未来技術のビジョンを語ってもらう。

目的:企業の長期的な成長ポテンシャルを示すことができる。


6.市場環境と競争優位性の分析

概要:企業が属する市場の現状と将来予測、その中での自社の位置づけを説明。

手法:

  1. 市場シェアや競合との比較をダイナミックなグラフアニメーションで表現。

  2. 業界トレンドと自社の戦略をマッピングした図を、ナレーション付きで展開。

目的:投資家に業界全体の展望と、その中での自社の強みを理解してもらえる。


IR

強みをもっと押し出したい場合(例

人材の優秀さに焦点を当てたシナリオ


a) 優秀な人材のプロフィールショーケース

概要:会社の主要な人材や特に優れた従業員を紹介し、その専門性や成果を強調。

手法:

  1. 個々の従業員の日常業務や革新的なプロジェクトへの取り組みを短いドキュメンタリー形式で紹介。

  2. インフォグラフィックスを用いて、従業員の経歴、スキル、成果を視覚的に表現。

目的:企業の人材の質の高さを具体的に示し、投資家に人的資本の価値を理解させる。


b) イノベーションと人材育成の関連性

概要:企業の革新的な製品やサービスが、優秀な人材によってどのように生み出されているかを説明。

手法:

  1. 製品開発のプロセスを時系列で示し、各段階での人材の貢献をハイライト。

  2. ブレインストーミングセッションや研究開発の現場を再現し、創造的な雰囲気を伝える。

目的:人材の質が直接的に企業の競争力と結びついていることを示す。


c) 人材獲得・育成戦略の紹介

概要:企業の人材獲得プロセス、研修プログラム、キャリア開発支援などを詳しく説明。

手法:

  1. 採用プロセスのフローチャートをアニメーション化し、各段階での厳選過程を視覚化。

  2. 研修プログラムの参加者の声や成長の軌跡をインタビュー形式で紹介。

目的:企業が継続的に優秀な人材を確保・育成する能力があることを示し、長期的な成長の基盤を強調。


d) ダイバーシティと包括性の強調

概要:多様な背景を持つ人材がどのように企業の革新性と競争力に貢献しているかを説明。

手法:

  1. 世界地図上に従業員の出身地や専門分野を示すアニメーションを使用。

  2. 異なる部門や背景を持つ従業員が協力して問題解決する様子を短いドラマ形式で再現。

目的:多様性が企業の創造性と問題解決能力を高めていることを示し、グローバル市場での競争力を強調。


e) 従業員満足度と企業文化の紹介

概要:従業員の高い満足度や独自の企業文化が、人材の定着と生産性向上にどうつながっているかを説明。

手法:

  1. 従業員満足度調査の結果をインタラクティブなグラフで表示し、業界平均との比較を示す。

  2. オフィス環境や社内イベントの様子を撮影し、活気ある企業文化を視覚的に伝える。

目的:優秀な人材を引き付け、維持する企業の能力を示し、持続的な競争優位性を強調。


f) 人材と財務パフォーマンスの関連性

概要:優秀な人材の貢献が、どのように企業の財務指標の改善につながっているかを説明。

手法:

  1. 人材投資(採用・研修費用など)と収益成長率のグラフを並べて表示し、相関関係を視覚化。

  2. 特定のプロジェクトや部門の成功事例を取り上げ、関わった人材の貢献と財務的成果を結びつけて説明。

目的:人材への投資が直接的に企業価値の向上につながることを示し、投資家の理解を深める。



会社案内もIRもシナリオはすべてカスタムメイド

どうぞ弊社に

ご相談ください。

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