映像づくりを思い立つ
「うちの商品、なんか動画つくって宣伝できないかなあ・・・」という時、「よし、専門の業者に提案してもらおう」と考えるのは、無理もないことかも知れません。
例えば「家を建てよう!」と決意して、住宅建設屋さんに電話すれば、すぐにでも営業マンが飛んできて「どんな家を建てようか迷っているから、何か提案して!」と言えば、土地の広さと家族構成くらいの情報(要件定義)でも、サササッとスケッチ画が出てくるかも知れません。
それをみて「やっぱりやめた」と言っても、「ではまたその気になったらお声がけください」くらいで、営業マンは帰って行くかも知れません。
映像づくりと家づくりの予算
ただし、こういう「営業活動」ができるのは
・成約時の単価が高額である
・ある程度の「既製品(提案書)」が用意されている
という前提があるからです。
具体的プランが無い段階で、漠然と「動画をつくりたい」と私たちのような制作会社に問い合わせる時、初めての方はよく「相場がよくわからないから、提案して欲しい」と言われます。とてもまっとうな要望のように思えますが、実は私たちはとても困ってしまいます。
①企画のテーマ、目的、条件設定(要件定義)がない
②予算がわからないと企画のレベル設定ができない
からです。
映像作りはフルカスタム
映像・動画制作のための企画は、100の商品があれば100×何十通りの方法があります。
その商品の特徴、他と差別化できる点、どういうイメージで売りたいのか、誰に売りたいのか、いくらで売りたいのか・・・など、同じ商品でもそうした条件設定によって、企画のアプローチは全く違ってしまいます。
企画のレベル設定とは「予算を見て企画の手を抜くのかい?」と思われるかも知れませんが、デジカメとカメラマン一人で撮影に行って、ちゃちゃとつなぎ編集すればできてしまう映像もあれば、スタジオにセットを組んだり、海外ロケに行かないと収録できない映像だってありますから、予算と企画は切ってもきれない関係です。
提案書づくり
企画書(提案書)は、画像を入れたりイラストを描いたり、デザインが必要だったりしますと、それだけで予算が必要になってしまいますので、ご予算を先に伺ええれば、書類の提案書ではなく、口頭で説明、話し合いながら企画の同意(共通認識)をつくることも可能です。
映像作りはほんと手間がかかる
映像で何かを伝えたい、宣伝したいと考え、実行しようとするならば、発注者としてかなりの項目の「要件定義」をしなくてはなりません。c
面倒臭いけれどつくっただけのことは必ずあります
制作者はあなたの何倍もの時間と頭脳と労力を、あなたの映像づくりのために提供します。発注者となるあなたも、どうぞ覚悟を決めてください。
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