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Tomizo Jinno

PVはプロモーションビデオ?

PROMOTION:プロモーション

はもちろん【促進】【振興】【推進】といった意味ですね。ただ、今から30年ほど前から音楽業界でミュージシャンの「音楽プロモーションビデオ」のことを「プロモーションビデオ」と呼ぶ習わしが始まり、テレビ番組の影響も手伝って一般化しました。しかしB2B映像業界では、企業や商品の企業広告・販売促進ビデオも当然プロモーションビデオですので、一般の人に対してプロモーションビデオという言葉を使って誤解されることしばしば。そこで業界では販売促進を目的とした映像は「セールスプロモーションビデオ=SPビデオ」という呼び名を使う習慣が生れ、一方で会社案内や技術紹介、記録映像などを「セールス・・・」と呼ぶのもおかしいので、もっと包括的な「ビデオパッケージ=VP」という商品名称も定着していきました。

  

やっぱりミュージックビデオ

ところがここにきて、音楽ビデオのことを指してきたプロモーションビデオという呼び名が「ミュージックビデオ」という本来の呼び名に収斂されてきて、「プロモーションビデオ」が指す範囲が全般的な「販売促進映像」という本来の意味を取り戻してきたように思えます。

しかし、やはり今もプロモーションビデオ=音楽ビデオという認識も、一部には残っているため、B2B映像業界ではプロモーションビデオとかPVという言葉を使うときは必ず「新商品の・・・」とか「お店の・・・」と書きます。


B2B映像業界ではPV【ピーブイ】は使わない

こうした経緯もあり、経験の長い業界人は「プロモーションビデオ」や略称「PV(ピーブイ)」という言葉はあまり平易には使いません。

  

PVはプロモーションビデオ?
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マイケル・ジャクソン

彼のミュージックビデオが、音楽史に大きな影響を与え、人々に強烈な印象を与えたました。私もその影響を受けたひとりです。その頃お世話になっていたディレクターが彼のMVを指して「これからは映像の時代だよ」と言ったのがきっかけです。


1. 革新的な映像表現

  • 特殊効果の活用: 彼のMVでは、当時としては画期的な特殊効果が数多く使用されました。例えば、「スリラー」でのゾンビに変身するシーンや、「ブラック・オア・ホワイト」での顔の変形シーンなどは、視聴者に強烈なインパクトを与えました。

  • ダンスの表現力: マイケル・ジャクソンのダンスは、その独創性と表現力で人々を魅了しました。彼のダンスは、MVの中で重要な視覚的な要素となり、楽曲の世界観をより深く表現する役割を果たしました。

  • ストーリーテリング: 彼のMVは単なる楽曲の視覚化にとどまらず、ストーリー性のある作品として完成されていました。例えば、「スリラー」はホラー映画のようなストーリー展開で、視聴者を物語の世界へと引き込みました。


2. 社会的なメッセージ

  • 人種差別問題: 「ブラック・オア・ホワイト」では、人種差別問題をテーマに扱っており、社会的なメッセージを発信しました。

  • 環境問題: 「アース・ソング」では、地球環境問題を訴え、人々に意識改革を促しました。

  • 平和への願い: 彼の多くの楽曲には、平和への願いが込められており、MVを通じてそのメッセージを世界中に広めました。


3. ファッションとスタイル

  • ファッションアイコン: マイケル・ジャクソンは、その独特なファッションセンスで、若者たちから絶大な人気を集めました。彼の衣装やヘアスタイルは、MVの中で重要な視覚的な要素となり、ファッショントレンドを牽引しました。

  • パフォーマンススタイル: 彼のステージパフォーマンスは、そのダイナミックさやエンターテイメント性で人々を魅了しました。MVの中でも、そのパフォーマンススタイルが余すところなく表現されていました。


4. 時代の変化を捉えた表現

  • テクノロジーの進化: 彼のMVは、常に最新のテクノロジーを取り入れ、時代の変化を反映していました。

  • 社会的な関心の高まり: 当時、人々は人種差別や環境問題など、社会的な問題に関心を抱いていました。彼のMVは、そのような人々の関心に呼応し、共感を呼び起こしました。


5. 大規模なプロモーション

  • メディア露出: 彼のMVは、テレビや音楽番組などで頻繁に放送され、大規模なプロモーションが行われました。

  • メディアの影響力: 当時は、テレビが最も強力なメディアであり、MVを通じて彼の音楽と映像が広く人々に知れ渡りました。


これらの要素が複合的に作用し、マイケル・ジャクソンのMVは、単なる音楽の宣伝ツールを超え、芸術作品としての地位を確立しました。彼のMVは、後世のアーティストに多大な影響を与え、ミュージックビデオという表現形式の可能性を広げました。


補足

  • 個人的な魅力: マイケル・ジャクソンという人物そのものが、カリスマ性と魅力にあふれていました。彼の個性的なキャラクターは、MVの中でより一層輝きを放ち、人々の心を捉えました。

  • 音楽との融合: 彼のMVは、音楽と映像が見事に融合した作品でした。音楽のリズムやメロディーに合わせて映像が動き、楽曲の世界観を視覚的に表現していました。


 


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