定義できないWEB動画
一般に「WEB動画」というのは映像のジャンルのひとつとして捉えられているようですが、実は定義と言えるのは「WEB上にアップされている視聴可能な動画データ」ということだけです。
映像ジャンル=メディア名?
少し前までは「映画」「テレビ番組」「テレビCM」「セルビデオ(DVD)」などと言った「上映メディア」の違いは、そのままコンテンツの趣向や表現技法の違いを表していて、そのメディアの呼び名が映像ジャンルの呼び名となり、ジャンルごとに映像の技法も一定の法則に従っていました。
WEB動画は「なんでもアリ」
ところが、WEB動画という呼び名は、そのコンテンツが元々劇場映画であろうとテレビ番組であろうと、はたまた個人が趣味でアップしたYouTube動画であろうと、WEBに上がっていればみんな「WEB動画」です。
ですから「WEB動画って、どういう動画?」と尋ねられて答えられる人はいないのではないでしょうか。
映画もテレビ番組もCMも定義が薄れてきた
私の考察では、こうしたWEB動画の登場によって、逆に映画も番組もCMも「映画とはこういうもの」「番組とはこういうふうに作られるもの」「CMは高画質でなければならない」など、といった定義や暗黙の了解が無くなってきたように思います。
バラエティ番組ではYouTubeで話題になっている動画を多用しているし、テレビCMがまるでYouTube動画のような作り方のものも増えてきました。
こだわらない、とらわれない映像制作
ところで私は昔から「B2B映像というのは、こうでなくてはならない」という定義や定番を持たないようにしてきました。自分が作りたいものをつくるのではなく、お客さんが伝えたいメッセージを確実に視聴者に届けること。それが我々B2B映像制作者の使命と考え、これまでもやってきました。
無限の可能性のなかからオリジナルな企画を産み出す
組み合わせによって無限の可能性を持っている映像表現。私たちはそのすべてを引き出しに入れて、案件毎にお客さんに合ったレシピを編み出します。我々B2B映像制作ビジネスが手がけるビジネス映像は、お客さんの業界も様々なら、視聴者も様々。だから、企画によって使い分けられるように、あらゆる映像ジャンルの経験と技術、ノウハウを持っています。
WEB動画という「なんでもアリ」の世界だからこそ、私たちB2B映像のプロが、この業務に非常に有利なのです。
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