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「」に対する検索結果が431件見つかりました

  • 研修・セミナー動画のつくり方(3カメ以上✕スイッチングアウト配信・収録)

    ライブ配信もしたい時は 記録やLMS(ラーニングマネージメントシステム)用のコンテンツとして制作する、研修・セミナー・教育動画を、収録時にリアルタイムにストリーミングでネット公開する、ライブ配信をする場合もあります。 こうした場合、複数台設置したカメラの映像を適宜選択(スイッチング)してライブ配信しますので、その配信動画を録画しておけば、事後に公開する動画ファイルとして、そのまま利用できます。 スイッチングアウトでライブ配信 講演者と事前に内容を打ち合わせして、テロップや図表を用意して、収録時(ライブ配信時)に挿入しておけば、事後の編集をしなくても済みますが、講演者との綿密な事前進行打ち合わせが必要ですし、本番時にはキュー出しをするディレクターも配置しなくてはなりません。 ライブ配信した動画ファイルの事後編集は必至 ライブ配信はスイッチングアウトを送信しますので、もし進行がトチってもそのまま放映されてしまいます。コンテンツとして保存、事後配信するのであれば、そうした不手際を残しておくわけにはいきませんし、時間(尺)の調整、強調部分などのために事後編集は必須です。 同時に各カメラパラ回し録画して事後編集 そのために、ライブ配信時には各カメラのラインアウトをスイッチャーに送ると同時に、各カメラ毎にそのカメラの映像をレコーディングしておきます。こうすれば、スイッチングアウトの映像ファイルをベースに、別なカメラの映像に差し替えることも容易になります。 音声も重要 ライブ配信のライブ感のためには、会場の雰囲気を伝えるためにノイズ用のマイクも設置しておこないます。そして、講演者の声はあくまでクリアに収録したいものです。タイピンタイプのマイクは、講演者の動きで声が拾えなくなることを避け、講演者の動きの自由度を高めるため、ワイヤレスタイプが良いでしょう。 研修・セミナー動画のつくり方(1) 研修・セミナー動画のつくり方(2) 研修・セミナー動画のつくり方(3) 研修・セミナー動画のつくり方(1カメ収録) 研修・セミナー動画のつくり方(1カメ収録+投影映像を編集で挿入) 研修・セミナー動画のつくり方(2カメパラ回し) 研修・セミナー動画のつくり方(3カメ以上×スイッチャー収録)

  • ミュージック(MV)ビデオの演出手法

    ミュージックビデオ(MV)やプロモーションビデオ(PV)は、楽曲の世界観を視覚的に表現し、聴衆に強い印象を与える重要なメディアです。近年では、技術の発展やアーティストの個性の追求により、多種多様な演出手法が用いられ、その表現の幅はますます広がっています。本稿では、MV/PVの演出手法をいくつかの視点から分類し、それぞれの特徴や効果について考察します。 MV演出手法の分類 MVの演出手法は、大きく分けて以下の4つの視点から分類できます。 1. 視覚表現 楽曲の世界観やアーティストの個性を表現する上で、視覚表現は非常に重要な要素です。リアリズム、ファンタジー、抽象表現など、様々な表現手法を用いることで、多様な楽曲に対応することができます。 リアリズム: 現実世界をそのまま映し出すような写実的な表現。ストーリー性のあるMVや、ライブ映像をそのまま収録したものなどが該当します。 ファンタジー: 現実離れした世界観や、特殊効果を駆使した表現。アニメーションやCGを多用したり、非現実的な空間を舞台にしたりすることが多い。 抽象表現: 形や色、動きなどを抽象的に表現することで、楽曲の雰囲気や感情を視覚的に表現する。歌詞の内容を抽象的な映像で表現したり、実験的な映像表現を用いたりすることが多い。 ドキュメンタリー: アーティストの日常や制作過程を記録したドキュメンタリー形式のMV。アーティストの素顔や楽曲への想いを伝えることができる。 2. 物語性 ストーリーテリングやコンセプトMVは、楽曲のメッセージをより深く理解するための助けになります。視聴者は、ストーリーに感情移入することで、楽曲への共感を深めることができます。 ストーリーテリング: 具体的なストーリーがあり、登場人物や事件を通して物語が展開される。ドラマ仕立てのMVや、コンセプトに基づいたストーリー仕立てのMVなどが該当します。 コンセプトMV: 特定のテーマやコンセプトに基づいて制作されたMV。歌詞の内容を視覚化したり、アーティストのメッセージを伝えることを目的としたりすることが多い。 ライブ映像: ライブパフォーマンスをそのまま映像化したMV。観客との一体感を表現したり、アーティストのパフォーマンス力をアピールしたりすることができる。 コラージュ: 複数の映像や画像を組み合わせ、新たな映像作品を作り出す手法。実験的な表現や、コラージュならではの視覚的な面白さを追求することが多い。 3. 表現技法 実写、アニメーション、CGなど、様々な表現技法を組み合わせることで、より複雑で豊かな世界観を表現することができます。 実写: 実写映像を用いた一般的なMV。俳優やダンサーが出演し、ストーリーやコンセプトを表現する。 アニメーション: アニメーションを用いたMV。2Dアニメーション、3Dアニメーション、ストップモーションアニメーションなど、様々な手法が存在する。 CG: コンピュータグラフィックスを用いたMV。仮想空間を創出したり、特殊効果を表現したりすることができる。 ミックスメディア: 実写、アニメーション、CGなどを組み合わせたMV。多様な表現手法を駆使することで、より複雑で豊かな世界観を表現できる。 4. カメラワーク カメラワークは、映像の印象を大きく左右します。固定カメラ、ハンドカメラ、クレーンショットなど、それぞれの特性を生かしたカメラワークを選択することで、より効果的な映像表現が可能になります。 固定カメラ: 一つの場所に固定されたカメラで撮影されたMV。静止画のような印象を与えることができる。 ハンドカメラ: 手持ちカメラで撮影されたMV。臨場感や躍動感を表現できる。 クレーンショット: クレーンを使って撮影されたMV。高い視点から俯瞰的な映像を撮影できる。 ドローンショット: ドローンを使って空撮されたMV。広大な空間や、独特な視点からの映像を撮影できる。 B2B映像制作業界とは近くて遠い MVの制作については、発注者は企業ですが企画の核となるのは、ミュージシャンやアーチストであり、そのリーダーシップは強力です。時にレコード会社のプロデューサーだったりしますが、いずれにせよ企画内容に対して譲れないイメージを強く持っているのが通例です。こうした場合、制作プロセスの円滑化と完成作品の満足度の決め手は、映像クリエーター個人がアーチスト等に強い信頼を得ていることです。 近年はコンサートのステージセットや演出の技巧の中に映像スクリーンが多用されていて、その送出コンテンツの企画制作も大きなビジネスになっています。 しかし、1作1作オーダーメイドでクライアント(アーチスト)の望みを形(映像)にしていくことは、私たちB2B映像制作界と同様ですが、両者の強い絆は互いのクリエーターとしての敬意に裏付けされているものですから、見ず知らずのプロダクションにはなかなかお鉢が回ってきません。私も一時はプロのベーシストを目指したこともあるんですが。

  • 映像で記憶する人・映像の印象を記憶する人

    東大生はなぜ東大生なのか 明石家さんまさんが出演しているテレビ番組で、東大生が暗算を競っていました。 驚いたのは、3桁のふたつの数字を並べて、ふたつの数字がそれぞれものすごいスピードで10回新しく替わるという計算なのだけれど、何度やっても計算間違いしないのだ。僕も子供の頃は算盤を習っていて、4桁くらいの暗算ならなんとかできた頃もあったけれど、今では絶対に無理。しかも同時にふたつの計算をするなんて・・・。天才は脳みそのOSが違うのですね。 映像で記憶する人 多くの天才は、いちど見たものを細部まで映像で記憶するようです。だから、そのいちぶでも見れば、全体に何が書いてあったか、描いてあったかも思い出せる・・・。そのものすごい記憶力というメモリーを使うから、演算スピードもアップする(天才的なことを言ったり、やったりする)のでしょうか。画像メモリーは、そもそもテキストよりも多くの容量を食うから、そもそも使える脳みその容量も格段に違うのでしょう。 細部を見ない人 これ、ぜんぜん話が違うのだけれど、映像をつくって人に見せると、その「見方」はほんとうに千差万別です。それこそ天才東大生ならば、いちど見ただけで、映像が何を言いたいのか、あるいは言いたいけれどうまく表現できていないことが何なのか、そういうことを全部言い当ててくれます。これ実際に経験しました。東大卒のお役人の仕事をした時に、その把握力・分析力に面食らいました。面食らったけれど、あまりに的確な指摘なので、そこまで真剣に取り組んでもらえた!と勘違いして嬉しかった記憶があります。 反面、ぜんぜん見ていない人もいます。まるで上の空で見ていたように、映ってもいなかったことを、あたかも見たように評論する頓珍漢さんもいらっしゃいます。これ、映像を作った僕に問題があるのか?なんて考えても、大方は答えが出ません。ただ「見ていないだけ」のようです。 映像を表面的に眺めるだけ、という人は世代を越えて増えている感じです。 ネットに玉石の「動画」が氾濫して、「動画に意味なんてない」と思うようになったのかな。なんとかせにゃいかん、とは思っています。

  • 映像編集の基礎知識(4)コンティニュイティ編集

    時間、場所が異なる、バラバラに撮影されたショット(カットと同義語。「切る」「削除」と混同するので今後はショットと書く)でありながら、ある事情について同一・類似であるショットを繋ぎ合わせることで、それらがひとつの意味をもつシーンになるつなぎ方をコンティニュイティ編集と呼びます。時間も空間も異なるショット同士がつながるにも関わらず、ある同一の関連性要素によって、その連続性が統一性ある意味をもつシーンに変わるのだから、人間の脳って不思議です。 (1)アイライン・マッチ 画面に映る人の目がある一定の方向(スクリーンの外)を見た後、その視線と同一の角度で捉えた物のショットに切り替わると、その物はその人が見ていることになります。 (2)マッチ・カット 視聴者が気づく画面の中の1要素(形状であったり、物であったり、人であったり、動きであったり、変化であったり、なんでもOK)が、次のショットに連続していることによって、視覚的にスムーズである(気持ちいい、リズムが出る)と同時に、時空を超えた意味の繋がりを表現できます。ある意味で、この項の(1)(3)(4)どれもがマッチ・カットとも言えます。 (3)アクションつなぎ これは映像編集を覚えはじめると、まず誰もが最初に使ってみる技巧ではないでしょうか。一連の動作や工程を撮影したのだけれど、ひとつの角度から撮ったショットではコンプリートしない。けれど、別の角度から撮ったショットと合わせればコンプリートする・・・なんてときに、そのショットの中にあるアクションの瞬間に、ショットを切り替えたりします。あと、下のようなインパクトの瞬間を連続させるやつ、気持ちいいからついやってしまいます。。 (4) コンスタント・ダイレクション 画面の中を移動する人や物を動きの方向性を一致させて繋ぐことを言います。単なる1シーンにもなりますが、サイズや被写体が違っていれば、さまざまな意味が生まれます。・・・ とこうして書いていると、思うのですが・・・。 こうした用語って、ほとんどの映像編集マンは使わないと思います。人は話すときに文法を用いますが、誰も「次は逆説つなぎでいこうか」なんて考えないのと同様、次のショットは⚪︎⚪︎つなぎで行こうなどとは考えていません。ただ、いくつかのショットをとっかえひっかえ繋いで試す、その時間は文法を考えていると言えます。撮りあがった映像の中で作品を仕上げるという仕事をしている私たちは、手元にある素材をどう繋げばシナリオを実現させ、より効果的にストリーが進むのか、その最善策をいつも考えながら編集作業をしているだけです。 映像編集の基礎知識(1)スクリーン・ダイレクション 映像編集の基礎知識(2 )カットアウェイ 映像編集の基礎知識(3 )ジャンプカット 映像編集の基礎知識(4 )コンティニュイティ編集

  • 映像制作における言語とカット割り

    カット割り 継続的な場所や状況で描かれる「シーン」を構成する「カット」を、どういう順に切り分けるかを構想すること、ないしはカットの順番、またはそれを書き出した文字や絵コンテのことを言います。 カットの順番で意味やインパクトが変わる 「彼は家の縁側に佇み、庭を駆け回る子犬を見ていた。」というナレーションに合わせたシーンをカット割りすると、 (1)庭から住宅の全体を捉える(縁側、男含み) (2)男の目元 (3)カメラが庭を駆け回る子犬を追う となり、「状況説明→主語・行為」という当たり前の流れになります。 このナレーションを英語にすると、多くの場合 He had seen a puppy run around the garden, on the garden of the house. という語順になり、そうするとカット割りは (1)男の目元 (2)駆け回る子犬 (3)庭から住宅の全体(縁側、男含み) となり、子犬がストーリーの重要な役割を担っているようにも見えますし、映像の流れもアクセントが出てきます。 逆に考えると、英語の文章の語順はもともと「主語・行為→状況説明」で、メッセージが先にきて、ある意味で映像的です。 日本語でシナリオを書くと映像の順番が逆になる 私は日本語ネイティブの日本人ですので、シナリオは日本語で書きます。ナレーション主導で書くことが多いのがビジネス映像です。 いつもひととおりナレーションを書き終えて、映像の欄を書き進めて(カット割りに近い作業)ていくと、必ずと言っていいほど、文章の中の単語の語順とカットの順が逆になるので、映像に合わせてナレーションを倒置法に書き直したり、文章自体をふたつに割って体言止めにする、などします。 全体の構成も前後を入れ替える方が良かったりする また全体構成においても、後ろの方のブロックを前の方に置き換える、という作業することになります。その方が映像の流れがスムーズであり、そもそも人間の脳の「理解の進め方」に合致していることが多いからです。 そうしてみると、日本語の文章というのは回りくどく、伝えたいことが後に来るので、あるメッセージを強く訴えるには不利な言語なんだなあと気づく次第です。 日本の映像でありながら英語を原盤として制作する さて、日本語で作った映像の翻訳版として英語や中国語にすることも多い今日、さすがに映像まで編集しなおすわけにはいかないので、翻訳文章を工夫して映像のカットの流れにおかしくないようにします。この翻訳はやはり映像がわかっている翻訳家でなくては無理です。最近では私は、英語版を原盤として作成し、日本語は字幕で対応するという方法をよく採ります。これによって、あたかもその会社や商品が輸入文化であるような印象を与え、別な意味での付加価値も生まれることが多いからです。

  • 「撮れ高」とは

    ※この記事には訂正がありますので後半までお読みください。 フィルム・テープ・カード フィルムで撮影して現像していた時代には、カメラマンは「1発勝負」でOKカットを狙いました。テイクを重ねるほど、お金が掛かったからです。 テープ(アナログ・デジタル)の時代にも、1本辺り20分くらいしか記録できず、本数が増えるほどテープ代が掛かるだけでなく、編集時にOKカットを探し出すのにものすごく時間が掛かるので、テイクが多いカメラマンはあまり歓迎されませんでした。 そして現代。 デジタルメディアは超小さい上に非常に安価になってきたため、テイクを重ねても経済的な痛手にはなりません。ただし、編集する者の身になれば、OKカットがすぐに見つかるようにして欲しいな、と思います。 「撮れ高」という新語 新語というには、もう定着して長くなりましたが、これは以前には無かった用語です。決して「撮影できたカット数」ということではありません。NGカットを量産してくれても撮れ高にはカウントされません。撮れ高はOKカットの数であり、シナリオが要求する各シーンに必要な映像が、どれだけ満たされたか・・というような意味合いです。もう少し踏み込むと、ディレクターがその映像作品に必要なカット(シーンでもいい)が30カットだとして、ディレクターが編集に困らず、少しはあれこれセレクトでき、ちょっとかっこいいカットも撮れちゃって、合計60 OKカットくらいが収録できた、という時に「今日の撮れ高は充分だね」という使い方をします。 カメラマン主導の撮影現場 ディレクターが細かにカメラマンに指示して撮影するタイプの現場では、ディレクターが指示しない限り、編集に不要なカットは撮りません。だから撮れ高はだいたい130%くらいでしょうか。 カメラマン主導になると、ディレクターはアレコレ指示を出さず、フレームの切り取り方も、カット割りさえもカメラマン任せの場合があります。そうすると、カメラマンはディレクターが困らないように、あるいはディレクターに喜んでもらえるように、ディレクターが思いも寄らないようなカッコいいカットも撮っておいてあげよう・・・そう考え、必要カット数を超えて「撮れ高が上がる」わけです。 たぶん、今はカメラマン主導の現場が多いことから、撮影後のカメラマンとディレクターの挨拶、あるいは報告として「撮れ高」という用語が生まれてきたに違いない、と僕は思っています。 お詫び!! (記:2024年9月8日) 訂正します。 「撮れ高」という言葉は新語ではなく、昔からフィルム撮影の現場で使われていた用語のようです。東映特撮番組助監督の方のブログでみつけました。 (引用) フィルム撮影によるフィルムのフィート数をフィルムの長さから「尺」と呼び、撮影出来た量を「撮れ高」と言っていました。つまり、「長さ」の単位の「尺」で撮影「時間」を表し、フィルムを入れて置くフィルム缶が積み上がった感覚の「高さ」の単位の「高低」でも撮影「時間」を表していたのです。 見ず知らずの方で、歓迎されるかどうかわかりませんのでリンクは貼りません。 日本の映像文化を築いてきた方を差し置いてテレビ用語だ、新語だと決めつけて大変失礼しました!

  • インフォグラフィック動画がつくれたら楽勝人生!?

    10数年くらい前にインフォグラフィック技術を持っていたら数分の動画で150万円くらいの仕事でした。それがあっという間に70万円相場になり、今はその辺を中心値に松竹梅と言った感じです。もちろん地域差は大きくあります。しかし、ひとりでほとんどの作業が完結するため、副業的に仕事をするならこの分野は美味しいかも知れません。インフォグラフィック動画は、情報を視覚的に分かりやすく伝える効果的な手法です。 習得すべき主要な分野と技能を挙げていきます。 1.グラフィックデザインの基礎 インフォグラフィック動画の核となるのは、魅力的で分かりやすいビジュアルです。グラフィックデザインの基礎を学ぶことが不可欠です。 色彩理論:色の組み合わせや心理的効果を理解する タイポグラフィ:フォントの選択や文字の配置を学ぶ レイアウト:情報の階層化と視覚的バランスを習得する アイコンデザイン:単純化された図形で概念を表現する技術を身につける 推奨ソフトウェア:Adobe Illustrator, Figma, Sketch 2.モーショングラフィックス 静止画を動かすことで、より印象的で理解しやすい表現が可能になります。 キーフレームアニメーション:オブジェクトの動きを制御する基本を学ぶ イージング:自然な動きを生み出すためのテクニックを習得する トランジション:場面転換の効果的な方法を理解する エクスプレッション:高度なアニメーション制御のためのスクリプトを学ぶ 推奨ソフトウェア:Adobe After Effects, Blender 3.ストーリーテリングとシナリオライティング 魅力的な動画を作るには、単なる事実の羅列ではなく、ストーリー性のある構成が重要です。 ナラティブ構造:起承転結や3幕構成などの基本を学ぶ ビジュアルストーリーテリング:画像と言葉の組み合わせ方を理解する スクリプトライティング:簡潔で分かりやすい台本の書き方を習得する ペルソナ設定:ターゲット視聴者の特性を理解し、適切な表現を選ぶ 4.データビジュアライゼーション インフォグラフィックの本質は、複雑なデータを視覚的に理解しやすく表現することです。 グラフと図表:適切なグラフタイプの選択と作成方法を学ぶ データの階層化:重要度に応じた情報の整理方法を理解する インタラクティブデータ表現:動的なデータ表示の技術を習得する 統計基礎:データの正確な解釈と表現方法を学ぶ 推奨ツール:Tableau, D3.js 5.音声とサウンドデザイン 視覚情報を補完し、理解や共感を増幅する音声技術を学びます。 ナレーション技術:明瞭で聞き取りやすい音声録音の方法 背景音楽(BGM)選択:映像の雰囲気に合った音楽の選び方 効果音(SE)デザイン:適切なタイミングと音量でのSE挿入 オーディオミキシング:各音声要素のバランス調整 推奨ソフトウェア:Adobe Audition, Audacity 6.映像編集 最終的な動画を組み立てる技術も重要です。 カット編集:適切なタイミングでのシーン切り替え リズム感:視聴者を飽きさせない編集テクニック カラーグレーディング:統一感のある色調整 エフェクト適用:適度な視覚効果の付与 推奨ソフトウェア:Adobe Premiere Pro, DaVinci Resolve 7.プロジェクト管理 大規模なインフォグラフィック動画プロジェクトを効率的に進めるためのスキルです。 タイムライン管理:制作工程の計画と進捗管理 チーム連携:デザイナー、ライター、ナレーターなどとの協働 クライアントコミュニケーション:要望の把握と提案の仕方 品質管理:一貫性のある高品質な成果物の確保 8.マーケティングとSEO基礎 制作した動画を効果的に届けるための知識も必要です。 ターゲット分析:視聴者層の特定と最適化 プラットフォーム戦略:YouTubeやSNSなど、適切な発信媒体の選択 SEO対策:検索エンジンでの発見可能性を高める技術 アナリティクス:視聴データの分析と改善 9.著作権と法律知識 他者の著作物を適切に扱い、自身の作品を守るための基礎知識が必要です。 著作権法の基本:保護される著作物の範囲と利用制限の理解 フェアユース:引用や批評目的での利用に関する知識 ライセンス管理:素材の適切な使用と帰属表示の方法 契約実務:クライアントとの権利関係の整理 10.継続的な学習とトレンド把握 インフォグラフィック動画の分野は急速に進化しているため、常に新しい技術やトレンドをキャッチアップする姿勢が重要です。 オンライン学習プラットフォームの活用 デザインコミュニティへの参加 業界カンファレンスやワークショップへの参加 最新のデザインツールや技術のフォロー インフォグラフィックを習得しようのまとめ 以上の項目を総合的に学ぶことで、質の高いインフォグラフィック動画を制作する能力が身につきます。ただし、全ての分野を完璧に習得する必要はありません。自分の得意分野を見つけ、そこを中心に深めていき、チームで進めていくことも一つの戦略です。また、実際のプロジェクトに取り組みながら学ぶことで、より実践的なスキルを磨くことができます。 インフォグラフィック動画制作は、技術的なスキルだけでなく、創造性と問題解決能力も要求される分野です。常に新しいアイデアを追求し、効果的な情報伝達方法を模索する姿勢が、優れた作品を生み出す鍵となります。 コツコツ勉強を継続して、良い作品を生み出していけば年収1,000万円は夢ではないかも知れません。知らんけど(関西風逃げ)。

  • 動画作家と映像作家

    「動画作家」について ネット上だけでなく一般世間的にも「動画の時代」と言われ、一家に一台どころか、一人に一台、いえいえ、ひとりで何台も動画収録可能なツールを持っているのがあたりまえです。  高性能なデジタル一眼レフカメラを持っていなくても、iPhoneのボタンを押しただけで、一昔前のこの業界人がみたら驚愕の美しい映像が撮れてしまいます。フルハイビジョンどころか、4Kでも撮れてしまうスマホを、普通の人があたりまえに持ち歩いています。  プロ用でも通常、4K解像度は普及型の機器としては上限解像度。では巷のカメラマニアやビデオグラファーは、いったい何を競って高度で最新の機材を求めるのか・・・。   撮りたいものを撮れるカメラ 見たことない視点の空撮が撮りたい、ボケみを出したい、揺れない移動ショットとりたい、ハイスピードで撮ってスローで見せたい、タイムラプスで景色の変化をダイナミックに見せたいetc…こうした要求を満たすための機材が雨後の筍のように出回り、今時のビデオカメラマンはまるでコレクターのように機材に投資をしているようです。 そうした機材で撮れば、たしかに「見たことのない」あるいは「映画みたいな」とか「CMみたいな」映像が撮れてしまうこともたしかです。「・・・のような映像が撮れてしまう」ことが嬉しいことは理解できますが・・・。   機材で買える映像品質とは ところで、映像の美しさを決める要素は解像度だけでなく、レンズの明るさや受像素子の性能、信号処理技術などに依存するので、ある程度はお金に比例して美しさを追求できるようにはなってはいます。 あるいは、スタビライザーやスライダーなどの、移動ショットをアシストする機材(特機)も性能、信頼性がお金に比例もします。   美しい映像を撮る決め手 でも、実は画像の美しさを決めるもっとも大きな要素は、美しい被写体を美しい場所で撮ることに尽きます。あるいは演出家は流れの中で対比させることで印象付けたりもします。美しさだけでなく、例えば侘びや寂についても、それをよりよく表している空間で捉え、それを伝える構成、演出が重要です。 簡単に言えば、美しさや、その空間の質を見極め、それをどう切り取ったら、視聴者に感銘を与えられるかを知っていることが、カメラマンにとって一番重要な能力。さらにそれを視聴者へのメッセージに替えるのが演出家の仕事。 それを表現できる機材であることは最低限必要ですが、ギミックな撮影を可能にする機材を使うかどうかは、その次の段階です。   カッコイイ映像は慣れる、飽きる ギミック、物珍しい見せ方、つまり「かっこよさ」を追求できるのが特機。 でも「カッコイイ」は実はすぐに飽きがきます。 珍しい視点は人の目を惹きますが、慣れればなんてことありません。  また、それを考えるのは仕事の範囲としては演出家のテリトリー。 昨今カメラと演出を兼ねていることも多いですが、自分の中のカメラ技術屋さんの職務が演出としての職務に優先してしまうのは、いかがなものでしょう。   演出あってのカメラ技術 美しい、カッコイイ映像が撮れて、音楽に乗せてタイムラインに並べて、ネットにアップするだけでなく、そこから意味やメッセージ、時にはストーリーを生み出すことが、映像作品の目じゃないかと思うのです。 だから、美しい映像(プロとして破綻のない画像)であることは最低限クリアしてなくてはいけないけれど、それと同時に重要なことは、「伝えたいことを捉えて、編集することで意味を生み出す技能」ではないのかと。 企画して、構成を工夫して、その設計図に沿って撮って、編集したら、意図通りの映像ができる。それがプロの映像屋の仕事。 動画屋さんもぜひそうしてほしいのですが、「意味」とか「メッセージ」とか、「ストーリー」なんてうざったいですか?

  • 展示映像とイベント映像

    映像制作業界にとって、このふたつの映像ジャンルは主要な制作品目として古くからあります。ただ、一般の方がこの呼名を聞いて連想するコンテンツは少し違っているのではないかと思うので、今回はこれを整理してみます。 映像業界にとっての「展示映像」 「資料館」「博物館」「博覧会」などのパネルや物品展示と同様に、展示スペースに設置された再生用ディスプレーによって再生する映像(動画+音声)のことです。コーナーに置かれた小さな画面から、専用の大型シアター形式のものまで全てそう呼びます。3D映像やホログラムなどやメカ絡み、各種情報端末とのリンクなど、様々な「仕掛け」と連動したものもこれに含めます。そして、広義にはモーターショーや各種見本市・展示会・ショーイベントなどで、ブースに設置したモニターに流す映像のこともこれに含めます。    展示会やショーイベントで流す映像は「イベント映像」 という括りで捉える場合もあります。しかし、イベント映像と言うと「イベント記録」「ライブ映像」「中継映像」「オープニング映像」などもこれにあたるため、状況に応じて使い分けているというのが実情です。また今は「サイネージ」という新たなジャンルが定着してきて、ショールームや店頭に設置されたモニターで常時流れているようなものは展示映像とは呼ばなくなりました。 イベント映像と展示映像の分類は制作者の都合 つくる目的は同じでも ・シアター映像 ・オープニング映像 ・演出映像(映像展示) ・ライブ配信 ・録画配信 ・映像記録 etc... 継続的な使用に耐える映像「展示映像」 一定期間継続する催事のための映像 → 継続的に繰り返し視聴される可能性がある インパクト重視の映像「イベント映像」 短時間で終了する催事・繰り返される催事のための映像 → 原則的に一過性の視聴 つまり、似た目的の映像ではあっても、最大効果を狙うためには映像手法とシナリオにそれぞれ異なる工夫が必要です。 プロダクションを測る基準のひとつ 「博展もの」とも呼ばれる展示映像は、一般に大型案件で専門性、公共性が高いため、このジャンルの制作実績がある映像プロダクションは、一定以上の技術水準と信頼性を持っていると考えて差し支えないでしょう。 展示映像、イベント映像を外注したくてネットでキーワード検索する時は、こうした映像業界の風習や実態を知っていると、より知りたい情報、業者を見つけられるかも知れません。 当社代表の実績 東邦ガス・ガスエネルギー館 東邦ガス・リベナス今池 岐阜県本巣市・地震断層観察館 岐阜県先端科学技術体験センター ​あいち健康プラザ Basel World (シチズン時計) Paper World(三菱えんぴつ)World Security Show(リンテック) The Optical Fiber Communication Conference and Exhibition(古川電気工業)

  • インタビューによる採用動画と会社案内映像の制作

    採用氷河期 という言葉がぴったりの今ですが、求職氷河期と感じている企業が大半の社会の中で、一部の企業はむしろ常夏リゾート気分を味わっておいでです。つまり、人気の企業に求職者が集中するために、不人気業界、中小企業、地方企業への求職が激減しているわけです。映像制作業界にいると、お客様の悩みを伺いそれを肌で感じます。 この映像を観て逃げ出す求職者は帰ってくれて構わない と涼しい顔で言ってのけるのは、世界的大企業資本100%の情報システム会社の人事部さん。入社を希望する人は新卒も既卒(転職組)もごまんと居るので、その中から選りすぐりの優秀な人材、企業風土に適した人材を厳選するために映像を利用するわけです。 え!こんなこと言っちゃって大丈夫? こうした好調企業に有効な映像の代表格は「社員インタビュー」。入社年数の比較的浅い人たちの何人かに話を聞いて、仕事の内容(楽しさ、厳しさ)や職場環境(人間環境や研修環境など)をリアルに答えるわけです。 こういう映像を観ると、具体的に入社を考える人には「自分はここに居場所があるのか」という適性を自分自身で判断してくれます。「合わない」「無理」という人は、この映像を見せただけで離脱してくれます。 この会社に入ってしまえばこっちのもの? などと生半可な気持ちで就職を考えている人も予め排除できて、大勢を何度も面接するという手間も省けるというもの。もちろん、見事採用された暁には、安定大企業ならではの高給優遇、福利厚生満載、有給休暇は育児休暇もばっちりの好待遇が待ち受けています。 ただし、相応の優秀な人材ばかりですから、その中で上昇を続けることは、そう簡単ではありません。日々研鑽、資格受験もたくさん待ち受けていますが。 その一方で・・・ もう何ともなりませんわ! と嘆かれる採用氷河期の中堅企業、地方企業。こちらの数の方が圧倒的に多い。 東京の大企業、人気企業で内定をもらえなかった人は、次に東京の中堅企業、次に地方の大企業、その次に地方の中堅企業・・・というようにランク?を落としていくのだそうです。だから、名古屋の中堅企業は、3巡目、4巡目にようやく検討対象に入ってくるとのことです。 会社案内や採用動画でインタビューは逆効果の場合も こうした企業が映像を利用する場合、もちろん「良い社員ばかり」という場合は、インタビュー映像も有効ですが、中小企業や地方企業では好適なインタビュー対象を選ぶのが難しいことがあります。どうしてかというと、やはり会社への不満や業界についての将来性不安が顔に出てしまっていることが多いからです。高給の大企業社員の方は、そこに在籍し続けることで明るい人生を保証されていますので、会社に対する忠誠心は抜群によく、インタビュー時にそれが話にも顔にも出るのです。 会社の良いところを探してアピール 採用好調ではない企業(業界)は、これが常套手段になります。 ・業界の展望に明かりが灯いてきたこと ・業界の未来は怪しいが、新事業への転換が上手くいっていること ・業績は横ばいでも、様々な理由で財務状態がよく長期安定的にそこそこの待遇ができる ・ストレートに仕事のやり甲斐を訴える ・会社を辞めても経験や資格が他で生かせること ほんとうに良いことを 何かしら求職者を吸引する要素を見つけ出し、アピールする映像作りをすることになります。もちろん、根拠の無いことは言えませんので、しっかり事実とデータのエビデンスを見せながら、納得がいくように構成します。現実的には、手放しで未来が明るい業界というのは非常に少ないので、多くの場合は「仕事のやりがい」がテーマになります。 このように、今は採用好調企業、採用困難企業、その両極端にある企業からの映像制作案件のご相談が多くなっています。インタビュー、会社案内(長所PR)どちらも、その企業の風土や実情、経営の皆さんのご意向をしっかり伺って、ご意向に沿った効果を出すための映像を提供します。企業は人。ひとつひとつの会社には、それぞれの個性、事情がありますから、シナリオもすべて違ってきます。 採用のための映像づくりは、たいへんやり甲斐のある仕事です、心よりお待ちしています。 採用動画のすすめ インタビュー構成の映像制作

  • 人材派遣業の採用動画は撮影が難しい

    成長産業・人材派遣業は映像制作会社の大事なお客様 人材派遣業、人材紹介業、取引先の職場で仕事をする請負業などは今も成長している業界です。しかも、WEBを使っての求人や営業活動が有効に機能する業種ですので、私たちにも動画を使ってイメージアップや情報拡散をしたいというご相談を、よくいただきます。    採用動画で会社のリアルな姿を知りたい、知らせたい 求職する人も、営業先(お取引先)もその会社の仕事のリアルな様子を知りたい、職場の雰囲気や仕事の内容を実際に目にしたいと考えますし、派遣会社・紹介会社もぜひお見せしたいと思います。  そこで採用動画が欲しいところです。 お取引先を撮影するのは難しい しかしこれらの業界の最大のジレンマは、社員やスタッフが仕事をしている現場は、お客様(お取引先)の工場や事務所のため、ほとんどの場合、撮影は許可されません。したがって映像の構成、シナリオをどのように構築するか、どういった映像を撮影してコンテンツを仕立てるか、我々映像制作会社にとって、かなり高度な技を必要とする仕事のひとつです。 撮影しても変化が出ない 派遣会社・紹介会社の登録スタッフは多くの場合、出勤先はお取引先ですので、自社のオフィスは案外こじんまりとしていて、職務もほとんどが事務職です。映像として撮影しても、会社の規模感や業種の特徴などは表現できないのです。 全国展開していれば、支社、営業所の外観映像が使えてありがたいですが、やはりこれだけではせっかく映像にしても、どこの会社も同じような内容になってしまい差別化ができません。 では、こういう場合どういうシナリオを描くと有効な動画となるでしょう。 研修に力を入れている会社 ひとつは、研修教育に力を入れている会社であれば、そうした場所と社員、スタッフが研修にうちこむ様子が特徴的な被写体となり、会社のセールスポイントがアピールしやすくなります。スタッフの職能を伸ばし、社員の人生設計をも考えている会社として、評価が高くなります。    トップインタビュー もうひとつ、よく行う方法がトップインタビューです。 創業者や社長の力強い語りかけで、リーダーシップを強調しながら会社の強みや実績、将来展望をインサート映像で見せていきます。会社の成長力や社風を伝えることができるので、リクルートにも営業活動にも有効なツールとなります。 全社イベントを企画する 次に考えられるのが、何か全社スタッフが集まるイベントを開催して、そのドキュメント映像を軸に、会社の業務や特徴、将来性を語るという方法です。これも、社員の顔や社風がよく見えてるので、僕はお薦めします。

  • 採用活動・求職活動に映像を利用する

    企業の採用活動だけでなく、求職者の求職活動にも映像を役立ててはいかがでしょうか。 さまざまな局面で様々な利用方法が考えられます。思いつくまま書き連ねてみます。 1. 企業紹介動画 企業紹介動画は、就職活動生に企業の魅力を効果的に伝える手段として非常に有効です。以下のような要素を含めることで、より効果的な企業紹介が可能になります: a) 企業理念やビジョンの紹介 : 経営者や従業員のインタビューを通じて、企業の価値観や将来の展望を伝えることができます。これにより、就活生は企業の文化や方向性を理解し、自身との適合性を判断できます。 b) 職場環境の可視化 : オフィスや工場などの実際の勤務環境を映像で紹介することで、就活生は自身の将来の職場をイメージしやすくなります。特に、最新の設備や快適な職場環境を強調することで、企業の魅力を高めることができます。 c) 社員の日常業務や成長ストーリー : 様々な部署や職位の社員が実際の業務内容や、入社してからのキャリアパスを語ることで、就活生は自身の将来像を具体的にイメージできます。特に若手社員の活躍や成長の様子を示すことで、同世代の就活生の共感を得やすくなります。 d) 社会貢献活動やSDGsへの取り組み : 企業の社会的責任(CSR)活動や持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを映像で紹介することで、企業の社会的価値を伝えることができます。これは特に、社会貢献に関心の高いミレニアル世代やZ世代の就活生に訴求力があります。 2. オンライン会社説明会 コロナ禍以降、オンライン形式の会社説明会が一般的になりました。映像を活用することで、以下のような効果が期待できます: a) リアルタイムの双方向コミュニケーション : ライブ配信を利用することで、就活生からの質問にリアルタイムで回答できます。これにより、対面式の説明会に近い臨場感と双方向性を実現できます。 b) バーチャル職場見学 : 360度カメラやVR技術を活用し、バーチャルな職場見学を提供することができます。これにより、地理的な制約を超えて、全国の就活生に職場の雰囲気を体験してもらうことが可能になります。 c) パネルディスカッションの実施 : 複数の社員や部署の代表者によるパネルディスカッションを映像で配信することで、企業の多様な側面を紹介できます。就活生は、様々な視点から企業を理解することができます。 3. オンライン面接 映像を活用したオンライン面接は、以下のような利点があります: a) 地理的制約の解消 : 遠方の就活生でも、交通費や時間の負担なく面接に参加できます。これにより、企業は優秀な人材を全国から集めることが可能になります。 b) 録画機能の活用 : 面接の様子を録画することで、複数の面接官による評価や、後日の再確認が可能になります。これにより、より公平で綿密な採用判断ができます。 c) AI面接システムの導入 : AIを活用した映像面接システムを導入することで、初期スクリーニングの効率化が図れます。表情分析や言語解析技術を用いて、候補者の適性を客観的に評価することができます。 4. インターンシップ・職場体験の代替手段 実際の職場に来訪することが難しい場合、映像を活用して以下のようなバーチャル体験を提供できます: a) バーチャルジョブシャドウイング : 特定の社員の一日の業務を映像で追跡し、就活生に疑似的な職場体験を提供します。これにより、実際の業務内容や職場の雰囲気をリアルに伝えることができます。 b) オンラインプロジェクト体験 : 映像会議システムを活用し、就活生にグループプロジェクトに参加してもらいます。実際の業務に近い課題に取り組むことで、企業の仕事の進め方や文化を体験できます。 c) バーチャル工場見学 : 製造業などでは、ドローンや360度カメラを使用した工場見学映像を提供することで、普段は立ち入りが難しい現場の様子を安全に紹介できます。 5. 採用ブランディング動画 ソーシャルメディアやYouTubeなどのプラットフォームを活用し、以下のような採用ブランディング動画を展開することで、企業の魅力を広く発信できます: a) 社員インタビューシリーズ : 様々な部署や職位の社員にスポットを当て、その仕事の魅力や成長ストーリーを語ってもらいます。これにより、就活生は多様な視点から企業を理解できます。 b) 「1日密着」シリーズ : 特定の社員の1日の業務を追跡する動画を制作します。朝の通勤から夕方までの業務、さらには仕事後の様子まで紹介することで、就活生はリアルな職場生活をイメージできます。 c) 技術・サービス紹介動画 : 企業の主力製品やサービスを分かりやすく解説する動画を制作します。特に、最新技術や革新的なサービスを紹介することで、技術志向の就活生の関心を引くことができます。 d) 社会貢献活動のドキュメンタリー : 企業のCSR活動や地域貢献の様子をドキュメンタリー形式で紹介します。これにより、企業の社会的価値や責任感を伝えることができます。 6. 採用プロセスの透明化 採用プロセスを映像で説明することで、就活生の不安を軽減し、企業の公平性や透明性をアピールできます: a) 選考フロー解説動画 : エントリーから内定までの選考プロセスを視覚的に解説します。各段階での評価ポイントや準備のコツなども含めることで、就活生の理解を深めることができます。 b) 面接官トレーニングの公開 : 面接官のトレーニング風景を一部公開することで、企業の公平な評価への取り組みをアピールできます。これにより、就活生の信頼感を高めることができます。 c) 内定者の声: 過去の内定者による体験談や 、選考を通過するためのアドバイスを動画で紹介します。これにより、就活生は具体的な準備のイメージを掴むことができます。 7. 能力・スキル評価への活用 映像を活用することで、従来の筆記試験や面接だけでは評価が難しい能力やスキルを効果的に把握できます: a) プレゼンテーション課題 : 就活生に特定のテーマについてのプレゼンテーション動画を作成・提出してもらいます。これにより、論理的思考力やコミュニケーション能力、創造性などを評価できます。 b) ロールプレイング課題 : 顧客対応や営業シーンなど、実際の業務を想定したロールプレイング課題を映像で提出してもらいます。これにより、臨機応変な対応力や接客スキルなどを評価できます。 c) ビデオポートフォリオ : デザイナーやエンジニアなどのクリエイティブ職では、自身の作品や過去のプロジェクトをまとめたビデオポートフォリオの提出を求めることで、技術力や創造性を効果的に評価できます。 まとめ 日本の企業採用活動における映像の活用は、コロナ禍を契機に急速に進展し、今後さらに重要性を増すと考えられます。映像を効果的に活用することで、企業は自社の魅力を立体的に伝え、就活生との相互理解を深めることができます。また、地理的・時間的制約を超えた採用活動が可能になり、より多様で優秀な人材の獲得につながる可能性があります。 一方で、映像の過度な演出や編集によって現実とのギャップが生じるリスクや、デジタルデバイドによる情報格差、ディープフェイクの問題にも注意が必要です。また、対面でのコミュニケーションの重要性も忘れてはなりません。 したがって、企業は映像を採用活動の有効なツールとして活用しつつ、従来の対面式の手法とのバランスを取りながら、公平性と多様性を確保した採用戦略を構築していくことが求められます。さらに、映像を通じて伝えられる情報の真正性と、就活生のプライバシー保護にも十分な配慮が必要です。 これらの点に留意しながら映像を戦略的に活用することで、企業は効果的かつ効率的な採用活動を展開し、優秀な人材の確保と企業価値の向上につなげることができるのではないでしょうか。

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