top of page

動画・映像制作用語

【ガンマ値・ガンマ補正】

G

gammavalue

「ガンマ値」は、この人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整するために用いられます。ガンマ補正は、その数値を使って明るさの階調を曲線的に補正することです。

階調=グラデーションをイメージしてください。グラデーションは濃淡が連続的に変化しますが、人間の目は、暗い部分の変化よりも明るい部分の変化に対して敏感です。つまり、暗い部分の階調を細かく表現するよりも、明るい部分の階調を細かく表現する方が、より自然に見えるのです。

ガンマ(γ)値は、この人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整するために用いられる、非線形 - 曲線で表される数値です。

コンピューターの画像処理においては、中間調(グレー)の明るさを示す用語だそうです。



ガンマ補正が必要な理由


ディスプレイの特性


同じ画像でも、ディスプレイの種類や設定によって見え方が大きく変わります。これは、各ディスプレイが持つ固有のガンマ特性によるものです。ガンマ補正を行うことで、目的とする視聴環境で意図した通りの色や明るさで画像を表示するよう調整します。


人間の視覚特性


人間の目は、暗い部分の変化よりも明るい部分の変化に対して敏感です。ガンマ補正は、この人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整することで、より自然な見え方を実現します。


映像の用途


映像の用途によっても、適切なガンマ値は異なります。例えば、映画館のような暗い環境で鑑賞する映像と、明るい部屋で鑑賞する映像では、最適な明るさが異なります。

ガンマ値・ガンマ補正

​【関連用語】

1. 明度と輝度


明度と輝度は、ほぼ同義語として扱われることが多いですが、厳密には異なる概念です。輝度は、光源の明るさを表す物理量ですが、明度は、人間の視覚で感じる明るさを表す心理的な量です。



2. 彩度


色の鮮やかさのこと。彩度が高いと鮮やかで、低いとパステル調になります。



3. 階調


明暗の段階的な変化のことです。階調数が多ければ、より滑らかなグラデーションを表現できます。



4. コントラスト


コントラスト」とは、画像の明るい部分と暗い部分の差のことです。



5. 解像度


画像の細かさを表す指標です。解像度が高いほど、より多くの情報を含めることができます。

 

 

映像制作のことなら何でも・・・株式会社SynAppsへ

bottom of page