動画・映像制作用語
【サムネイル】
T
thumbnail
サムネイルとは、動画の内容を視覚的に表現した小さな画像です。
サムネイルの役割
視聴者の興味を引く: サムネイルを見て、動画の内容に興味を持ってもらう。
動画の内容を伝える: サムネイルを見ただけで、動画の内容が大体わかるようにする。
サムネイルの作成
動画の中から切り出す: 動画の印象的なシーンを切り出す。
テキストを重ねる: タイトルやキーワードを書き込む。
デザインを作成する: オリジナルのデザインを作成する。
サムネイルの注意点
クリック率: サムネイルを見てクリックしてもらうために、視覚的に魅力的なデザインにする。
内容の正確さ: サムネイルの内容が、動画の内容と一致しているか確認する。
動画のシーンにない画像を作画して「サムネイル」とすることには倫理的な問題がある場合があります。
【関連用語】
1. ポスターフレーム
動画のサムネイルとして使用される、作品を代表するような印象的な1枚の静止画です。視聴者の興味を引くために、作品の内容や雰囲気を端的に表現する必要があります。通常、最も印象的なシーン、主要キャラクターが映っているカット、視覚的に魅力的な構図のショットなどが選ばれます。近年のストリーミングサービスでは、マウスオーバー時に複数のポスターフレームを自動再生する機能も実装されており、より効果的な作品紹介が可能になっています。
2. キーアート
作品のメインビジュアルとして使用される芸術的な画像です。サムネイルとしても活用され、作品の世界観やテーマを視覚的に表現します。オリジナルのイラストや写真合成で制作されることが多く、マーケティング資料全般で使用されます。特に配信サービスでは、様々なデバイスでの表示に対応するため、複数のアスペクト比でのキーアート制作が必要とされています。
3. プレビュー画像
編集ソフトウェアでクリップやシーンを識別するための縮小画像です。タイムライン上でのクリップ管理や、素材の整理に使用されます。動画ファイルから自動生成されることが多く、代表的なフレームが選ばれます。高解像度の映像でも快適に編集作業ができるよう、低解像度のプレビュー画像が使用され、必要に応じて元の高解像度データが参照されます。
4. シーンアイコン
映像のチャプター分けや区切りを示すための小さな画像です。DVDやBlu-rayのチャプターメニュー、動画配信サービスのシーン選択インターフェースなどで使用されます。各シーンの内容を即座に理解できるような画像が選ばれ、視聴者がスムーズに目的のシーンにアクセスできるよう工夫されています。大量の画像を一覧表示する必要があるため、効率的な表示方法が求められます。