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動画・映像制作用語

【VFX】

V

vfx

VFXとは、「Visual Effects」の略で、日本語では「視覚効果」と訳されます。映画やドラマ、アニメーションなど、映像作品において、現実には存在しないものをコンピュータグラフィックス(CG)などの技術を用いて作り出し、映像に組み込むことで、より豊かな表現を実現する技術です。

VFXが使われる場面

  • 映画・ドラマ: 特撮シーン(怪獣、爆発など)、CGキャラクター、背景合成など

  • アニメーション: 3DCGアニメーション、背景合成、特殊効果など

  • ゲーム: ゲーム内のキャラクター、背景、エフェクトなど

  • CM: 商品のPRのための特殊効果、仮想空間の構築など


VFXの主な技術

  • 3DCG: 3次元のコンピュータグラフィックスで、キャラクターや物体、空間などを作り出す技術です。

  • 合成: 実写映像とCG映像を合成し、一つの映像にする技術です。

  • モーキャプ: 人間の動きをセンサーで捉え、CGキャラクターに反映させる技術です。

  • マッチムーブ: 実写映像にCGをぴったりと重ね合わせる技術です。


VFXにできること

  • 表現の自由度: 現実では不可能な表現も実現できます。

  • リアリティの向上: 実写映像とCGを組み合わせることで、よりリアルな映像を作り出すことができます。

  • コスト削減: 実物の大道具やセットを作るよりもコストを抑えることができます。

  • 安全性の確保: 危険なスタントシーンなどをCGで再現することで、安全性を確保できます。


VFXへのハードル

  • 高コスト: 高度な技術と専門的な知識が必要となるため、コストがかかります。

  • 制作期間: 複雑なVFX映像は、制作に時間がかかる場合があります。

  • 技術の進歩: 技術が常に進化するため、最新の技術を習得する必要があります。

VFX

​【関連用語】

1. コンポジット


複数の映像素材を合成して一つの映像にする作業です。実写映像、CG、マットペイント、エフェクトなど、様々な要素を統合します。レイヤーの重ね順や合成モード、マスク処理などを駆使して自然な映像を作り出します。光の当たり方や影の付き方、色調の統一など、現実世界の物理法則に基づいた調整が必要で、技術と芸術性の両面が求められる重要な工程です。



2. マットペイント


背景や環境を描き加える技術です。実在しない風景の作成や、既存の風景の一部修正、拡張に使用されます。デジタルペインティングによって制作され、実写映像とシームレスに融合させる高度な技術が必要です。建築物、自然環境、空や雲など、様々な要素を描き込み、作品世界の視覚的な拡張を可能にします。



3. パーティクル


煙、火、雨、雪などの自然現象や、群衆、瓦礫などの大量の物体をシミュレートする技術です。物理演算に基づいて個々の粒子の動きを制御し、リアルな現象を表現します。各パーティクルの生成、移動、消滅をコントロールし、自然な動きを作り出します。大規模な特殊効果シーンには不可欠な技術となっています。



4. トラッキング


実写映像内の動きを解析し、CGやエフェクトを追従させる技術です。カメラの動きや被写体の動きを数値化し、それに合わせて視覚効果を配置します。2Dトラッキングと3Dトラッキングがあり、状況に応じて使い分けます。複雑なカメラワークのシーンでも、安定した合成を可能にする基礎技術です。



5. シミュレーション


物理法則に基づいた動きや現象を計算して表現する技術です。流体、布、破壊現象など、複雑な動きをコンピュータ上で再現します。リアルタイムプレビューと詳細な計算の両立が求められ、大規模な計算処理能力が必要です。現実では撮影が困難や不可能な現象を表現可能にし、映像表現の可能性を大きく広げています。

 

 

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